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    BVE5 奥羽本線(山形線)


     福島中心街を抜け、深山幽谷の板谷峠を越えて豪雪地帯の米沢へ至る。地理地形ゆえの急勾配・スノーシェッドで覆われた駅・明治時代から続く駅での立ち売り・四連続スイッチバック・更には新幹線も走る。全長40キロ、片道45分弱。魅力がコンパクトに凝縮された、歴史ある鉄道。
    現在の公開区間は、福島→笹木野→庭坂まで。

    最新情報

    2025/03/08:シナリオデータVer0.5公開(福島→庭坂)

    利用規約

     こちらのデータは「BVE Trainsim5」に対応した運転シミュレーターゲームです。
    運転環境はWindows10以上を推奨します。Version 5.8.7554.391で動作確認済み。
    ◆禁止事項◆
    ①暴走行為、意図的な事故再現。
    ②無断転載、二次配布、改造。
    ③指定車両以外での運転。
    ④YouTube等で収益化すること。
    ⑤常識や道徳を欠いた行為(暴走・事故再現など)。
    ⑥子供の教育に相応しくない行為全般。

    ダイヤ一覧


    ※1.2024年度改正版かつ、赤岩駅・大沢駅が健在のダイヤです。
    ※2.初見の方は、回5421Mで線見および試運転をオススメします。

    運転方法


     奥羽本線(山形線)の福島駅~米沢駅間は、719系5000番台が専属で使用されます。
    同梱されている車両で運転してください。

    1.保安装置

    ATS-P

    2.信号

    3.キーアサイン

    Enter key:警笛(長押しで鳴り続けます)
    - key:警笛(短く鳴ります)
     ※主に場内信号機(減速現示以下*1)と汽笛吹鳴標識( × )で取扱。
     *運転士によって取扱いが無い時もある
    6 key:耐雪ブレーキ
    9 key:セラジェット装置(押下で作動、離すと止まります)
     ※音のみ
    PgUp key:前照灯入/切
    PgDn key:減光入/切
     ※トンネル内および夜間は点灯必須
    その他のキーはBveの標準的な操作に準じます。

    4.デッドセクション


     奥羽本線(山形線)は、新幹線の異電圧交交セクションの他に、電圧の位相が異なる区間同士を絶縁する「異相区分交交セクション」が設置されています。この間は電気の供給を受けず惰性で走行します。下記区間に設置されているため運転の際は注意。
    ①福島~笹木野(渡り線通過後)
    ②板谷~峠(第二板谷峠トンネル内)
    ①関根~米沢(米沢寄りの直線区間)

    謝辞

    この場をお借りして、感謝申し上げます。

    素材

    NT/fiv様、とまり様、FCS鉄道員様、いーらいん様、
    仙ナセ様、P_W7様、RON様、サハ209様、PM様、
    中野かずさ様、学ラン様、BVE Workshop様、内房線製作チームの皆様

    プラグイン

    あすく様、秋田の新快速様、Rock_On様

    資料提供

    葛葉様:719系5000番台の運転台写真

    声優(担当車掌)

    神宮泰知様、水野健介様、JiR様

    ダウンロード

    GoogleDrive
    路線・オブジェクト・サウンド・車両データを全て同梱しています。

    Q&A

    Q1.山形・新庄まで延伸しますか?
     A.しません。
    Q2.つばさ号のダイヤは?
     A.作りません。在来線のみです。
    Q3.現行ダイヤ(赤岩・大沢通過)の製作は?
     A.気が向いたら。

    製作状況

    ▲前回も新幹線ホームから降りた時に見かけた古関裕而のパネル(まだ微妙に名前が覚えられない)。東北地方はいろんな面で暖かみを感じる。 ▲0Kmポストの位置も把握(遅い) ▲6番線20時49分発は、19時41分発の米沢行が出るまで照明を落とす。これもデータへ部分的に反映。 ▲庭坂は若干の雪だった。 ▲帰りは8111F。よく通勤で乗車電としてアタリを引く。 ▲大沢-関根 ▲関根-米沢

    2025.03.08「福島→庭坂 公開スタート」

     BVE5専用、奥羽本線(山形線)のデータを公開しました。1月に製作を始めて2ヶ月。気付けば板谷峠の虜になっていました。調べれば調べるほど奥が深く、短い区間に様々な見どころが凝縮された、非常に「濃ゆい」路線であると改めて実感します。
     というわけで、キュンパスを利用した福島取材2回目。前回は強風・大雪・架線に付着物といったトラブルが続いた中での突撃取材だったので、山形線普通は庭坂で打ち止め、案内放送丸かぶりで収束が半分成功半分失敗に終わっていました(その代わり、砂撒き装置の動作や庭坂駅の暖色系ライトが醸し出すレトロでエモーショナルな雰囲気をたっぷり堪能)。「今日こそは!」と意気込んではいたものの、出発前日にまさかの走行中車両分離という重大インシデントに見舞われ、はやぶさ・こまちを含む全併結運転取りやめという渦中の取材になってしまいました。本命は在来線なので新幹線は「乗れればいい」程度の認識でしたが、これが在来線の乗場や行先、発車時刻変更に影響を及ぼしていたらちょっと厄介だなと、焦りはしました。それでは行程を下記に。

    ①17時53分:やまびこ151号仙台行きに乗車
     ※E2系立ち乗り
    ②19時08分:福島現地入り
    ③19時41分:米沢行き録音
     ※マイク設定をミスり、某HTBの「腹を割って話そう」並みに音が割れて失敗。しかも遅れて出発したため手が凍る
    ④20時49分:庭坂行きに乗り込み録音
     ※新たに「奥羽本線山形線、笹木野、庭坂行きです」の放送パターンに遭遇する
     ⑤福島へ折り返す
    ⑥21時41分:米沢行きで録音リベンジマッチ
     ※成功しました。
    ⑦22時10分:やまびこ70号東京行きで帰宅
     ※ガラガラだった前回と比べて結構混んでいた

     前回にひきづつき、今回もイレギュラーな事態が発生しましたが、おおかた日常的な風景が展開していたので、ネタは石焼き芋並みにホクホクでありました。日中は運転間隔がかなり空くので6番線では留置が発生し、出発時間まで電源を落として放置するのはよく見てましたが。夜間も小一時間程度の留置で同じような形になるのを確認。今の時代はSNSで調べれば簡単にわかると思うんですが、やっぱり自分の目でしっかり見ておきたい。取材当日に30代へ突入したので、そろそろ昭和のオジサンならぬ平成のオジサンみたいに煙たがられそうだ。でも現地で調べて損は無いからお金と時間に余裕があるなら取材は積極的にやるべし。
     19時41分発米沢行きの放送を収録するミッションを開始。雪もチラついており、手がかじかむ。発車時刻を確認するものの、41分になっても発車する気配がなく、赤信号のまま。東北本線の遅れか、山形新幹線の臨時便のせいか定かではないものの、その後5分遅れで発車していきました。で、暖房の効いている待合室へ戻り録音データを確認したところ、マイクの設定をミスってしまい、放送部分が音割れしました。イメージとしては大泉洋が「腹を割って話そう」とヒゲに文句を言っている時の音割れ具合を想像してください。わからない人は検索。
     米沢行1本目を盛大に初歩的ミスでしくじったため、21時41分発でリベンジマッチ。その前に、20時49分発が6番線から発車するので、こちらも録音へ。「6番線」の放送が、案内放送と被って収録できなかったので、こちらもリベンジ。発車直前に貨物が4番線に入ってきてヒヤヒヤしましたが、意外と早く出ていってくれたので録音は成功です(この時入ってきた貨物の牽引機がEH500の4号機というレアタイプだった)。
     そしてそそくさと乗り込んで庭坂まで移動。運転士のハンドル操作や車掌の動きを、走行音の録画をしながら観察。放送で新たに「奥羽本線山形線、笹木野、庭坂行きです」の放送パターンに遭遇する。冒頭には「JR東日本」と添えていたので、ここらへんはテンプレというか、マニュアルなんだろうなと。BVEデータでも車掌によっては「JR東日本」を主語に放送を再現していただいてます。
     今回の庭坂。雪もすっかり解けていました。車掌へ切符を見せ、階段を上り隣のホームから出口へ。学生二人組が駅舎を出て「じゃーね」「おー」と二言で別れ、軒下では女学生が恐らく家族の送迎待ちをしている。福島から6キロ、利用僅少ながら、車を持たない世代には心強い交通機関であると実感させられました。学生か老人の利用が大半なんでしょう、庭坂止まりの区間列車は。あと今更で驚いたのが、庭坂駅は通過放送があるということでした。これに関しては藪から棒でした。そして通過する新幹線は意外と速かった。
     再びガラガラの719系に乗り込み、板谷峠の麓のなだらかな勾配を下り、新規の新幹線アプローチ線を眺めつつ福島へ戻る。この時間になってくると東北線ホームは701や721が車内の照明を落とした状態で停車しているのを見かけ、待合室には集中的に人が集まる。夜遅く、町が寝静まる直前の時間帯に突入します。いよいよ乗り鉄を「キャンプ地」に誘うであろうワンマン藤田行きが現れ、最終の米沢行きはある程度席が埋まるくらいの乗車率に。米沢行き放送のリベンジマッチを果たし、やまびこの最終便へ飛び乗り。ひとり対決列島(甘いものをひたすら買って食べる)を繰り広げ、大宮に到着した頃には23時を回りました。福島(東北)の寒さを経験すると、大宮の寒さが甘っちょろく感じる。
     そして乗り換え先の野田線では運よく8111Fが。この日がオール6両編成運転最後の日だったので、ありがたみを感じつつ帰宅。3時過ぎまで残りの作業を片付けて、福島→庭坂の部分公開を開始。お疲れさまでした俺。

     さいごに、製作状況です。現在は板谷峠を脱出し、関根駅・米沢駅に着手しています。例に漏れず青電に比べると大雑把な作りですが、防雪林などある程度はCSVで錬成し、"らしさ"を出そうと頑張っています。米沢駅というラスボス駅舎は、全てが終わってから取り掛かる作戦です。車両データも、まだまだ粗削りな面が目立つので、ちょっとずつ修正していく次第。扱いにくいブレーキですが、正確な資料に基づいていればパラメーターの調節をしてもらっても構わないです、今のところは。というか調整ヲシテクレェ。なお艦これのほうで大規模イベントが始まったので、しばらく製作はストップします。提督歴13年目、唆るぜこれは。

    2025.02.22「スクリーンショット」

     公開に先立ち、福島駅~庭坂駅間の風景を公開。先に断りますが、山形線「風」なので、現実とは異なる箇所があることにご留意ください。
    ①福島駅
     5番線発と6番線発を両方再現します。変数と演算子を利用して1つのルートファイルで発着番線を切り替える仕様です。"細部のこだわり"については運転台から見える範囲のみです。本当に雑です。
    ②アプローチ線合流付近
     保線車用車庫の脇を通過すると山形新幹線と合流します。転線直後に交交セクション(福島変電所)があり、通過すると車内の照明が一瞬薄暗くなります。実際の運転では惰行標を無視して直前まで加速してるっぽい。 残りは板谷峠トンネル内の「峠変電所」と関根→米沢の「米沢変電所」を含めて合計3か所再現。
    ③笹木野駅
     CSVでの製作に際し、視覚トリックで丸屋根駅舎を再現。諸々準備しているので頂点数がアホ程多い(個人の見解)。 普段後ろに乗務する車掌はこの駅に着くまでに先頭車に移動して、駅到着と同時に下車する乗客から切符を回収するので、その再現もしました。
    ④庭坂駅
     一部の列車がここで折り返します。この駅を基点に景色が盛る市街地から深山幽谷にガラッと変わるギャップが最高だと思う(何度だって言ってやる)。昔は転車台とか広大な敷地が広がっていたらしいです。キャッチサイディングもあったらしく、付近にはその痕跡が見られるそうな。

    2025.02.20「音源製作」

     車両データがほぼ完成したところで、周辺音源の編集へシフトしました。山形線公開第一弾のシナリオが「回5421M」「5423M」と「5427M」で決定です。早朝・午前・夕方のダイヤを1本ずつになります。もはや山形線下りは始発から終電まで全部実装することが確定してしまったので、それに合わせて車掌さんを5名探すことになりました。で、うち2名発見し収録まで終わらせました。前述の営業列車2本で放送の編集が完了したわけです。午前の5423Mは男性車掌、夕方の5427Mは女性車掌です。お楽しみに。
     さて、山形線には何度か実際乗車しているわけですが、その時に聴く「音」についても細かい部分でいくらか再現しています。2枚目の波形でなんの再現かわかった人には100億万点あげます。車両データも(ほぼ)自作しているわけですし、ぶっちゃけ再現したい部分は再現したい放題です。以前動画でアップロードしたバージョンから修正が入っています。警笛の長押しに対応したのでこちらも鳴らし放題(騒音注意)。マップは板谷駅まで進んでいますが、公開も近付いているので、ひとまず庭坂までの区間を仕上げてます。建物関係は3連休のうちにどうにかしてみます。失敗して殺風景のままだったらすまんのう。

    2025.02.16「5000番台の再現」

     勢い任せで5000番台のデータ制作に着手。PhotoShopとフリー素材を借用しての突貫工事でした。福島取材で収録した音源をなんとかやりくりして、とりあえず形にしました。路線の性格に合わせて色々とプラグインもくっつけています。基本的な操作はもちろんのこと、更にセラジェット装置(砂撒き装置)と前照灯、耐雪ブレーキを装備させました。半自動ドアはちょっとよくわからなかったので、疑似再現です。モーター音はかなり格闘しました。山形線の標準軌仕様はATS-Pを装備しているので、これで保安装置の類もクリア。ちなみにJRパックの参照はしていません。
     1枚目は福島駅5番線発からみた景色です。こちらから発着する列車は駅メロが実装されています。6番線発は用意できてません。ただスピーカー位置的に音量が小さいのであまり聴こえないかなと……。はいまた今度収録いきます。
     かわりまして2枚目、現在の峠駅の様子です。真っ暗。この駅一番の問題は、立ち売り屋の掛け声の再現。ぶっちゃけ一番の悩みどころです。18時台の列車までは営業しているそう。なんとかしておかないと。
    【動画公開】夜間試運転の様子をアップしました。
    夜の板谷峠編 fragment-2

    2025.02.15「取材旅行」

     仕事上り、新幹線に飛び乗って福島まで取材に行ってきました。この日は春一番で全国的に強風が吹き荒れ、各地の路線が止まるとんでもない一日でした。キュンパスの適用日だったこともあり、半ば強引に取材を敢行したに至ります。
    行程については以下の通り。
    ①大宮駅1754発 やまびこ151号 仙台行き(20分遅れ)
    ②福島に1938着・録音・土産購入
    ③2049発庭坂行きに乗車・録音
    ④2118発福島行きで戻り・録音※
    (※)本来2106発だが、米沢始発が運転見合わせのため456Mの時刻で運転(2118発へ変更)
     ということで、まずは福島駅で5番線と6番線の放送とメロディーを録音したわけですが、東北本線の仙台発が強風の影響で70分遅れの運転だったことから、ひっきりなしに駅員さんによる肉声放送が被り、思ったように録音できませんでした。メロディー自体はフルで流れたので、3回録音した後は編集で繋ぎ合わせて無理やり形にしています。 
     同時に719系の走行音ほか、データで必要な各種録音もやってきました。福島発米沢行き列車の資料はYouTubeでかなり出回っていたので、車掌さんの放送や行動の傾向がすぐ掴めて問題なかったのですが、庭坂行き列車の資料がほぼ無いために記録も兼ねて一往復。空転していたので砂撒き装置がフル稼働してました。いいものが見れた。2時間少々の滞在でしたが収穫は良好。夜間の山形線は乗客が殆ど乗っておらず録音に適していて、庭坂駅の雰囲気もばっちり掴めて実りがあったのでデータの修正を色々かけていこうかなと思います。
     現在、BVEデータには719系の5000番台データが存在しないため、公開されている0番台を代替としていますが、将来的には専用車両データを製作・同梱するかもしれません。その時は半自動ドア、ATS-P対応、砂撒き装置、前照灯点灯/滅灯の実装を予定しています。

    2025.02.12「進捗」

     XとYouTubeのコミュニティから移動しました。今日からはこちらで進捗をアナウンスしていきます。よろしくどうぞ。
     第一弾は、艦これ春ベントのメンテナンスタイムに合わせてデータを先行予定です。たったの3駅ですが、福島発庭坂行きのダイヤを全て実装します。なお細部の作り込みは青電と違って、かなり雑です。そして製作には小学館発行の「勾配・曲線の旅」を参考にしています。画像は、ほぼ完成している赤岩駅の様子です。現在は板谷駅周辺に着手しています。

    更新履歴

    2025/03/08:シナリオデータVer0.5公開(福島→庭坂)
    2025/02/13:特設サイトを公開